2010年2月17日水曜日

失敗の本質

いま、昨年9月に執筆した学位論文をワーキングペーパーという形で発表するために、若干の手直しを加えています。統計作業も終わって、先生からはOKが出ています。あとは細かい修正や最終調整をやっています。近日中に大学に提出すれば公開されます。
東京出張からの帰りの新幹線の中でその作業をやって、名古屋からは疲れてしまったので、本を読んでいました。

さて、今日の本は戸部良一・寺本義也・鎌田伸一・杉之尾孝夫・村井友秀・野中郁次郎(1984)『失敗の本質:日本軍の組織論的研究』, ダイヤモンド社。です。

日本軍が日清・日露戦争の古い成功体験から最後まで抜け出せず、革新的な作戦行動も古いパラダイムに縛られてしまうことを教えてくれる。いつ読んでも、自分の会社に投影してしまって、暗澹たる気持ちになってしまう反面、反省する材料も与えてくれる。ときどき読み返しています。

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