2010年3月6日土曜日

ニコ倫 読了

思った以上に時間かかりましたけど、楽しく読めました。
この本、思った以上に中国の古典、特に論語のようなすがすがしさを感じます。
「中庸(メソーテス)」がキーワード。不足と超過の真ん中。たとえば、真実さを見せつける「正直さ(中庸)」に対する「ほら吹き(超過)」と「とぼけ(不足)」。こういった調子で続きます。

昔読んだときは、そんなに感動しなかったけど、40半ばになると、いろいろ考えることも多いし、ちょっと感動してしまいました。また、朴氏の訳が素晴らしく、入り込んでいけるのがよかったです。お勧めです。

ちなみに「友愛」は?「おべっか(超過)」と「意地悪(不足)」。

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