持ち物の話をします。
最近はめっきり減りましたが、駐在中は書類や小切手に膨大な数のサインをしていました。営業の課長時代も書類に毎日サインをしていました。それよりも、昔はTelex、TelexからFaxに替わってから、毎日これまた膨大な業務報告を書いてFaxを本社に流す必要がありました。今はメールになったので、本当に楽になっています。
はじめは鉛筆で書いていましたが、ありとあらゆる筆記具を試していました。ボールペンやサインペン、本当にいろいろでした。そのなかで、一番疲れが出なかったのが万年筆でした。その中で、一番愛用したのがモンブランの146という万年筆です。細字(F)を使っています。この万年筆は、ロンドン駐在中に、思い切ってSelfridge'sで購入しました。キャップが割れたり、床に落としてペン先が曲がったり、いろんな理由で修理に何度も入っています。しかし、20年近く付き合ってくれています。
いま手元にあって、自分で購入した一番古い万年筆は、就職したその年にロンドンに出張したときに、Harrodsで買ったのがPelicanのM400。キャップには、W-GERMANYの刻印があります。1995年にNYで購入したPelicanのキャップにはGERMANYになっています。W-GERMANYはすこし字が太いので、レポートを書くのには向いていないのですが、サイン用には一番なめらかなので、サイン用に使っていました。NYで買った理由は、単純に万年筆を持ってくるのを忘れたからだったような覚えがあります。
あと、年季が入ったモンブランの149というのがあります。これはいつのものかは分からないのですが、おそらく1950年代のものと思います。親戚の形見分けで中学校のころにもらって、クリーニングをしてほとんど使わずに置いてあります。どれぐらい古いものか、一度見てもらおうと思っていて、できていません。
最近は、字を書くよりもタイピングのほうが多くなってしまいました。
タイプといえば、IBMの電動タイプライター。1987年に初めて海外出張したときに、NYで使わせてもらった電動タイプ。あのキータッチと音が忘れられません。ですから、今でも家ではIBMのキーボードを愛用しています。会社はノートパソコンですが、キーボードがよくありません。IBMのころはましでしたが。
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