2010年11月3日水曜日

古本まつり最終日

今日は古本まつりの最終日でしたので、午後からずっと神保町に出ていました。結局買ったのは8冊(7冊プラス2冊組1組)です。

丸山真男(1976)『戦中と戦後の間:1936-1957』みすず書房 初版、程度はいまいち、400円
大塚久雄(1994)『社会科学と信仰と』みすず書房 初版、帯つき、ほぼ新品、400円
Runciman, W., G. (1972) A Critique of Max Weber's Pholosophy of Social Science. Cambridge UK: Cabridge University Press. 邦訳 W. G. ランシマン(1978)『マックス・ウェーバーの社会科学論』湯川新、法政大学出版局 2刷、程度良好、400円
Lawler III, E., E. (1981) Pay and Organization Development. Reading, MA.: Addison-Wesley Publishing. 邦訳 エドワード E. ローラーⅢ世(2004) 『検証 成果主義』田中政光、白桃書房。
3刷、ほぼ新品、400円
伊丹敬之、軽部大(2004)『見えざる資産の戦略と論理』日本経済新聞社 初版、帯付新品同様、400円
Casson, M. (2000) Economics of International Business: A New Research Agenda. Cheltenham, UK: Edward Elgar Publishing. 邦訳 M. カソン(2005)『国際ビジネス・エコノミクス:新しい研究課題とその方向性』江夏健一、桑名義晴、大東和武司、文眞堂
初版、ほぼ新品、1000円
Csikszentmihalyi, M. (1975) Beyond Boredom and Anxiety. San Francisco: Jossey-Bass Publishing. 邦訳 M. チクセントミハイ(1979)『楽しみの社会学:不安と倦怠を超えて』今井浩明、思索社
旧版初版、程度はまあまあ、600円
モンテーニュ『随想録』関根秀雄(1970)、新潮社(2冊組)
3刷、程度良好、1000円

安いか高いかと言われれば明らかに安いと思う。4600円、つまりちょっとした専門書1冊の代金でこれだけ買えたということ。
この中で、以前から欲しくて本当に買いたかったのは、チクセントミハイの『楽しみの社会学』。何かに没頭する「フロー体験」の名著です。旧版ですが安いので買ってしまいました。
伊丹先生の『見えざる資産・・』は買おうと思っていた本でしたが、それほど食指が動かなかった。しかし、400円なら問題なし。お買い上げです。同じ文脈で言うと、『検証成果主義』もそういう本です。
『随想録』は、本当は宮下志朗訳4冊組がほしいのですが、1000円だと失敗してもまた売ればいいのだし、とりあえず買った感じ。
丸山真男は、一度読まねばと思っていた本で、普通にいろんな古本屋で見かけますが、400円は見たことがなく、しかもそれなりの程度だったので購入。
カソンは、修論を書く際に読んでいて、懐かしくて買った次第。これからの仕事にも生かせればと思う。
そして、ヴェーバー関係の棚を見ていて、面白そうな2冊を買った次第です。

そのほかに買うかどうか最後まで迷ったのは:
旺文社文庫の内田百閒全38巻(初版帯付)に平山三郎の4冊をセットにした全42冊組。これが42000円だったのを3万円まで値引きしていたので、最後まで迷った。これは2度と出ないセットであることはほぼ確実。家に帰ってきてすでに後悔している・・・。この前は講談社版全集8000円で後悔しまくり。福武書店版全集なら12万円でありますが・・・。
あと安いので迷ったのがギボン『ローマ帝国衰亡史』村山勇三 岩波書店の10冊組。これ3000円で箱入りが出ていたのですが、これならいつでも買えると思って今回はパス。

もっともっと欲しい本はありますが、神保町に行けば買えると思うと幸福です。先立つものが必要ですけどね・・・。本は買い始めると買ってしまうんですよね・・・・。

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