私自身は2009年9月に修了したのですが、休学していた関係でこの8月に修論を提出する人がいて、月1回ゼミが継続しています。昨日そのゼミでした。義務(というか恩返し)と思って毎回参加しています。月に1度とはいえ、脳の違う部分を刺激されるので、いつもためになります。仕事で使う頭とは、まったくちがいます。
昨年の今頃の私の修論への取り組みと言えば、先行研究のレビューばかりやっていました。周りは早々と質問紙をすでに配布していたり、インタビューを実行している人もいて、明らかに遅れていたと思います。テーマは大体のところ決まっていましたので、その方面の本や論文(英文が主体) を読み漁って、レビューに起こしていました。とにかく読んで書くの繰り返しで、本当にこんな取り組み方で大丈夫なのか不安になりました。アーカイバルデータを用いた定量分析とインタビューによる定性調査をやる予定にしていたのですが、その切り口がなかなか思い浮かばない。だからレビューすれば何か出てくるのではと思ってやっていました。結果的にはそのやり方でよかったと思っています。RQの建て方も変わったし、フレームワークもレビューのおかげで形になったようなものです。修論は、「サラリーマンのど根性を見せてやれ」という教官の温かい励ましでなんとかものにできたようなものです。納期最後の追い込みだけは負けてなかったと自負しています。
修了しましたが、ゼミ以外にも、私の指導教官以外の先生方とのお付き合いする機会もありまして、学びの機会が本当に増えた感じです。会社でセミナーや研修を受けることも以前は多かったのですが、最近はMBAで学んだことよりもすごいものにはお目にかかりません。会社で幹部候補生の研修企画の宿題が出ていますが、弊社の幹部社員をMBAの先生方に見せたら、おそらく珍獣を見るようなものと思います。一度相談するのも手かな、なんて思っています。
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